2014年2月18日火曜日

ギフトショー/京都マラソン2014


先日の2/5〜7に行われておりましたギフトショーは、
おかげさまで無事終了いたしました。
今回は大津・草津の企業さんとの合同ブース、私以外はメンズという
メンバーでの参戦でしたが、皆様には色々と気を使っていただきまして…
ありがとうございました。
また、chankaeのブースを見つけてくださった企業様、会いにきてくださった
お取引先の方々、お友達…本当にありがとうございました。
アクティブデザインのブースではお知り合いのデザイナーさんも
出展されておりまして、相変わらず素敵な物を作られているのを目の当たりにし、
デキる男はかっこええのう…!と感動と刺激を沢山いただいたのでございました。
で、出展も最終日になると安堵と共に、次の課題が気になり出しまして…
それは次週に控えいる京都マラソンの事なのですが。
走ってきました。初のフルマラソン in 京都どすえ〜

年末あたりには割とコンスタントに週末の10キロランをこなし、
走るって身も心もリフレッシュされて楽しいわ〜とリア充ぶっていたのですが、
だんだん走れば右膝が痛〜くなるようになり、年始には痛くて5キロが限界という状態に。
高級タイツやら膝のサポーターやらを(泣く泣く)購入し、再度挑戦するのですが、
状況は全く改善されず、これはアカンやつや…とここで初めて自力で治すのが無理だと
気づく愚かっぷり。1月下旬に急いでスポーツ系の整形外科に駆け込む事となりました。
結局膝はランナーがよくなるという腸脛靱帯炎と診断され、
涙のリハビリデイズが始まるのでありました(主にストレッチ運動です)。
結局ハーフすら走らないまま本番を迎える事に!

 スタート直前のお写真。まだ元気。この後とんでもない事態に発展するなんて知る由も無かった…

前日の寒さと雨が嘘のようにお天気に恵まれ、さい先ええやないの!
神様が味方だ!と朝5時半から軽快にカレーを流し込み、ノリノリで会場に。
走る前には謎の超ネットリしたスポーツ飲料?をこれまた流し込み
気合い十分でのスタート。(友人から拝借した)ウェストポーチには
エネルギー系のゼリー飲料、ブドウ糖のお菓子、ビスケットと痛み止めを詰め込んで。

16,000人のランナーが順次ゲートを飛び出して行き、そして沿道には絶え間ない声援。
車道のど真ん中を走れる気持ち良さを噛み締めながらしばらくは順調に
ペースを刻んでいたのですが、7キロあたりから右膝の様子が怪しくなり出し
10キロ地点ではかなりの痛みへと順調に発展。こんなに早くきたか…と
とまどいながらも暫くは気づかないフリ作戦を続けていたのですが、痛いし。全然。
私の場合は曲げると痛い、歩くと痛みが弱まるのが特徴だったので、
あまり膝を曲げない謎の走り方を途中で編み出し、これでいけるか!?と思ったのも
つかの間、変な走り方だったのか左膝まで調子が悪くなる始末。
それでも何とか20キロあたりまではあまり歩かずに来れたのですが、
このタイミングで一番の難関、狐坂が現れた時点で、足が止りかけました。

わ〜すっごい坂やん?

早歩きでとにかく登る、そして下りでは少しでも走る、もうそれのみ。
ただただ足を動かす。 ゆっくり走って給水所で歩く、飲み終わったらまた走る。
その繰り返しで無心に進んでいたのですが、30キロあたりで
友達が応援してくれてるのを発見、嬉しくて疲れが吹き飛びました。一瞬だけ。
丸いドーナッツを手渡され、嬉しかったのですが、今食べたら咽が渇くので
給水ポイントまで我慢、ウィンドブレーカーのポッケに締まって
また走って歩いて…の繰り返し。

京都マラソンは8関門を時間内に通過しなくてはならない上に、
制限時間は6時間という、初心者にはなかなかシビアな大会なのですが、
最初は余裕で通過していた関門も、だんだん時間ギリギリになり出し、
後半は時間との戦いもオプションで追加されていきます。
しかしもう足はパンパン、ただの棒と化しているので、走るのが恐怖で
早歩きが精一杯。とにかく辛い、辛い、辛い、をぐるぐる頭で
連呼しながらもそれでも進むという、なかなか味わった事のない精神状態で
35キロ地点を何とか通過。
しかしここまで来ると、ゴールの息吹をちらほら感じられるようになり
少しずつ気持ちが回復、と同時に今までの大変さと感動が一気に押し寄せ、
まだゴールしてないくせにボロボロ涙が出て来る始末。で、ちょっと体力消費で後悔。
最後の関門40キロを無事通過後は一気にゴールを目指しダッシュ!
…出来るはずも無く、早歩き時々走る状態をとにかくキープ。
最後のカーブを曲がった時に見えたゴールゲートが桃源郷に思えました。
友人の声援にまたもブワッと涙しながら、制限時間3分前に何とか無事ゴール。
完走、42,195キロ! もう走らないでいい!!!

という訳で、不安にまみれた初フルマラソンでしたが、
何とか無事完走出来ました。フルの過酷さなめてました。想像以上です。
しかしこれで晴れて憧れのランナーになれたので嬉しいです。
あんなに辛くってやってられん!と思ったのもつかの間、次はどのレースに
出ようかと考え出してる自分に驚きます。まさにゴールはスタート!

応援に来てくれた人、がんばれって素敵なメールをくれた人、声をかけてくれた人、
本当にありがとうございました。パワー貰いました。
それとは逆に、完走しなかったら笑ってやろうオーラ全開で話しかけてくる人とか、
膝の痛みは言い訳でしょ?なんて言って来る人もいたり、
今回のマラソンを通じてその人となりを垣間見た気がしました。

現在世の中はオリンピック真っ盛りですが、
やむなく棄権してしまった選手や、パフォーマンスを発揮出来なかった選手は
確実に本人が一番辛いと言う事が今では本当に良く分かります。
そして結果を出す事は大切だけれど、まずはそれを始めた、挑戦した勇気は、
それ以上に尊い事だと思うのでありました。

全てのアスリート、挑戦し続ける人達にリスペクトを込めて。

後日洗濯したウィンドブレーカーのポッケには丸いドーナッツ染みが残ったままですが、
これも含めていい想い出となった京都マラソンでした。


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